滝川クリステルさんと結婚し、2020年1月にパパになる小泉進次郎議員。小泉進次郎さんが育休宣言したことがネットニュースで取り上げられました。
この発表に関して、政府関係者からも、国民からも批判の声が多く聞かれています。世界的にみると男性議員の育休取得はスタンダードになってきていますが、日本ではまだまだ難しいですよね。
小泉進次郎が育休検討を発表!賛成と反対の声を検証
2019年8月31日、小泉進次郎さんが記者たちの前で育休取得を検討しているという事を発表しました。
『周りの人に、小泉進次郎の育休はどんな形がいいのか。世の中でお勤めをしている方と議員だと、ベストなあり方と言うのも、理解を得られる形も変わる。いろんな意見を聴きたい』
議員の育休取得は国民の理解を得難いものだということも分かったうえでの発表だったようですね。
この発表に関して、一般の市民からも賛否両論の声が聞こえています。
賛成派の声
小泉進次郎さんの育休のニュースで
「国の税金で高い給料もらってるんだから育休なんて取るな」
こういう意見が多いけど、この発言からも未だに育児が低くみられてるってのが分かるね。
育児だって立派な仕事。
育休を取る必要があるくらい育児は大切だよ、って国会議員が示すのが重要なんでしょ。
— メンタルドクター⚕Sidow@精神科YouTuber (@dr_sidow) 2019年9月4日
賛成派の多くは、先進的な考え方でいい!という意見をもっていることが伺えました。
近年、ノルウェーやスウェーデンでは一般の男性の育休取得率が8割を超えているのだそうです。
国会議員も議会に赤ちゃんを連れてくるなど、子育てと仕事の両立に関しては性別や職種に関わりなく意識が高まっていると言えます。
また、日本でも若い年代層では男性が育休を取得するケースもちらほら見かけられてきています。奥さんがなるべく早く職場復帰し、職場での地位を維持できるように夫婦で協力し合ってお金を稼いでいくわけです。
昔と比べて、女性も男性と同じくらい働かないとなかなか生活を維持するのが難しくなった今、長い期間仕事を休むというのは、女性としても辛い部分があります。自分が休んでいる間、周りには少なからず迷惑をかけるわけですし、もし自分が不在の間に、自分の居場所がなくなっていたら・・・と考えるとやはり不安です。
そんな時に、旦那さんの方が育休を快く取ってくれたら奥さんとしては嬉しいと思いますし、今後の家庭生活も順調に進んでいけそうですよね。
反対派の声
国会も開かないで給料ドロボーしてんのに、さらに育休?
「お・む・つ・が・え」https://t.co/AAY8jA2ejO— ️昇龍まだ3才️ (@hirakuumenohana) 2019年9月3日
一般世帯は、育休で月収が減るのです。でも国会議員は何ヵ月育休しても給料は全額支給。
だから議員が育休しても、男性育休は簡単に進まないのです。スポンサードリンク小泉議員、国民民主党の提案『育休中の賃金補償を実質100%に』を実現しよう!#育休#育児休業#小泉進次郎#国会議員#男性育休#国民民主党 https://t.co/6uK33nkgjL
— 衆議院議員 泉ケンタ (@office50824963) 2019年9月3日
反対派の意見では、”国会議員”という立場の人が育休を取ることに不信感を抱いているように見えます。
確かに小泉進次郎さんはこれまで大きな実績や成果がない割に、その甘いマスクから好感度はとても高い方でした。
なので、
・育休取得は好感度を上げるためのパフォーマンスに過ぎない
・まず国民が育休を取れるようにしてから、議員が育休をとるべき
という意見がでてしまうのも仕方のないことだなぁと思います。
また、反対意見の方の中には育休を取りたくても取れないという方も多くいるのではと思いました。
男性が育休を取っている間は、給与が2/3に減ってしまいます。奥さんの方の収入が無い、または少なかった場合は旦那さんに育休を取られてしまっては生活が立ち行かなくなってしまいます。
小泉進次郎さんのように、裕福な家庭で育ち、奥さんも高収入という恵まれた環境の方が育休を取るなんて、『人生の夏休みがほしいだけなのでは・・?一般人には無理ゲーだよ・・』という気持ちになってしまってもおかしくないですよね。
ここまで、賛成派の意見と反対派の意見があることが分かりましたが、実際には国会議員が育休取得には3つの壁があるのです。
これは、2019年9月5日のフジテレビ系『バイキング』で放送されていたことですが、もう一度分かりやすくまとめますね。
小泉進次郎の育休取得が難しい3つの理由
2019年9月5日のフジテレビ系『バイキング』では、議員の育休取得に際して下の3つがハードルとなるという事を言っていました。
①国会議員には育休制度がない
②育休期間中の国会議員の給与は税金から支払われる
③そもそも国会議員には育休を取る必要性が少ない
まず、国会議員には『育休制度』がそもそもないという事なんです!
これには結構驚きました!
以前、育休中の不倫が話題になった宮崎謙介議員も『育休』というワードを普通に使っていたので、国会議員にも育休制度があるものと勘違いしていましたし、そう思っている人も多いのではないでしょうか?
でもよく見たら、『育休制度創設を働きかけへ』となっていたのですね。でも不倫でパーになってしまいましたね・・・(^^;
話がそれました。
また、国会議員が必ずこなさなければならない仕事が、
・委員会(常任委員会、特別委員会)
・本会議
の2点だけで、仕事をする日と家庭の事に重きを置く日は自分で決めることが出来るのだそうです。そのため、わざわざ育休を取得する必要性が少ないという事なのです。
これを聞くと、確かに ”政治家としての活動は休むけど、国民が払った税金から給料は受け取る” という事に疑問は感じてしまいますよね・・・
小泉進次郎の育児休暇が我々にもたらすものとは?
ここまで見てきたように、国会議員の育休取得には国民からの反対の意見や大きな壁があることが分かりました。しかし、小泉進次郎さんはなぜこのような難しい状況の中でも、育児休暇を検討しているのでしょうか?
個人的な意見としては、若い人からの支持を多く得るためだろうと思います。今の若者層から票を得るには、男女平等を謳うのが一番効果的なのです。
また、中高生など、政治にまだ興味がない子供たちでも、『小泉進次郎さんなら知っている』という人も多いと思います。
その進次郎さんが『育休を取得した』という実績を作っておけば、その子供たちが社会に出た時に『小泉進次郎も育休取ってたし、僕もとろうかな』と育休を取る男性が増えていき、家庭生活が円滑に周り、少子化対策にもつながる・・・という先の先まで見越した行動なのではないかな~と思います。
皆さんはどう思いますか?
私は国会議員の方には、どんどん新しいことをして、日本をいい方向に引っ張っていってほしいなと思います!